北海道 山行報告1(層雲峡・黒岳まで)

イアンカラブチ〜(こんにちは〜:アイヌ語)^^/!

残暑お見舞い申し上げます。
御無沙汰しておりますが、皆さま、夏休みをいかがお過ごしでしょうか?
長野県東部町の金子です。今年の夏は無理に休みを頂いて(奪い取って)、北八ヶに
引き続き、第二弾の北海道から無事戻ってまいりました。ヌタクカムシュペ(大雪
山)、十勝岳に登ってまいりましたが、北海道の山はみなさんにとっても憧れの地かと
思われますので、冗長となりますが山行報告をお届けしま〜す(^○^)/

大雪山国立公園は、北海道の中央部に位置し、総面積約23万ヘクタールの広さをもつ
日本最大の国立公園で、標高2,000m前後の山々が50km以上も続き、その東部には日高系
の古生層からなる石狩山群が連なります。
大雪山には今でも噴煙を上げる火口が硫黄を吹き出しているところもあり、中央火口
ではお鉢平と呼ばれる大パノラマが広がり、旭岳をはじめとする外輪山は東西約15km、
南北10kmに広がっております。複雑な地形の生み出す広大な景観と共に、亜高山帯、高
山帯の植物に恵まれ、この地でしかみられない貴重な高山植物やナキウサギなどの小動
物にも恵まれております。これは緯度が高いため、北海道の2,000mは本州の3,000mに匹
敵する環境であるといわれている所以です。

しかし暑かったです〜^^;。氷点下に下がることもあるというので防寒着も用意してい
たのですが、旭川も連日35度とかで山の上も酷暑状態。連日好天に恵まれたので文句も
言えませんが、軽量化のために日焼け止めを持っていかなかったために、はやくも山中
3日目にして皮がむけはじめました^^;。

花のお勉強を怠っているので花情報は少なく申し訳ありません。季節も少し遅かった
みたいです。が、アルプスとはまったく違う雰囲気の大雪、少しでもその雰囲気をお伝
えできれば幸いです。拙い文章で恐縮ですが、近いうちに写真もホームページにアップ
したいとも思っております。では。

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8月6日(金)
職場の同僚に見送られながら「しなの鉄道」滋野駅を旅立つ。ここのところ山行とい
えば車に頼りっぱなしであったので、久しぶりの電車での旅は新鮮。新潟港には車が置
けないとのことなので、急遽電車での旅立ちをなりました。
一人酒を呷りながら地図を広げ、北海道に思いを馳せながら長野、直江津と乗り継い
で柏崎駅へ。駅前にはビジネスホテルが2件並んでいるが、久しぶりに駅沈(ステビ
バ)する。バス停のところは屋根があり良。ただ、やはり若者達がたむろしておりあま
り落ち着けない。一つ前と後ろの駅は駅舎に泊まれるので、やはり大きな駅は避けた方
が良いみたいである。

8月7日(土)
朝一番の電車で新潟駅へ。ちなみに滋野から新潟まで普通4,500円強。18切符も今回
一人ではもてあますので仕方がない。新潟駅北口バスターミナルより山の下埠頭行きの
バスに乗り、末広橋下車180円。徒歩10分で新日本海フェリーターミナルへ。船が見える
ので道に迷うことはない。
港には出港1時間前に着いたものの、乗船登録にものすごい人だかり。登録するだけで
30分も待たされる。混む時期でしたから仕方ありませんです。もし2等で複数名分のス
ペースを確保したい場合は早めに行くべきでしょう。ちなみに2等5,250円です。2等でも
乗客数をスペースで限定しているため、山小屋のように一つの布団に2人、3人というこ
とはありません。寝るところと枕、毛布は確実に取れます。
10:30定刻出港。船には給湯設備があり、若い人たちは皆カップラーメンなどを食べて
いる。設備は船によって違うみたいであるが、大浴場、サウナ、ビデオシアター(消灯
まで5本ほど上映)、プール、レストラン、売店・自動販売機(ビール280円)完備で、
宿泊料も考えると、新潟から小樽まで行けて5,250円はとってもお得です。
消灯10時、外には幾つもの「イカ釣漁船」が「漁り火(いさりび)」を水面に落とし
ていて美しい。

8月8日(日)
朝4:10、小樽港に定刻着。歩いて20分で「JR小樽築港」駅へ。途中ローソンあ
り。しかし、港からは「JR小樽南駅」の方が近いみたいである。駅は共に5時まで閉
鎖されている。小樽築港駅は近代的なガラス張りの梁に包まれ駅沈可。海側には公園も
あり、テントを張るバイク乗りもいました。
札幌まで普通車で約50分、620円也。しばらく海岸線沿いに走る。朝日を受ける砂浜に
昆布を広げるおばちゃんたち、早くから海水浴を楽しむ家族、竿を振り回す釣り人が北
の海を楽しんでいる。時折開くドアから潮の香りが流れ込んでくる。
札幌から旭川まで特急(約3,800円)で約1時間半、特急は頻繁に出ている。旭川駅か
らは道北バスで一路「層雲峡(そううんきょう)」へ。約1時間50分、1,900円で、バス
が空いている時は荷物代は取らない。この時点でAM10:50、北海道は遠くはない。

層雲峡は柱状節理からなる絶壁が渓谷沿いに続く美しいところ。バス停から上流に
600mほどのところにキャンプ場もあるが、バイク乗りやオートキャンパーでいっぱい。
YH(ユースホステル)も外来温泉もラーメン屋まである。層雲峡ビジターセンターは
改装中である。
バス停からロープウェイ駅までは徒歩5分の登り。ロープウェイの駅から遠方青空の中
に黒岳の、片側の切れた山頂が望める。ロープウェイは通常20分間隔で発着している
が、混んでいる時は10分置に運行される。天気が良いためか一般客が多い。ロープウェ
イで5合目まで7分900円(片道)、高度差600m以上を稼げるのは荷物の重たい縦走初日
にはありがたい。そこから10分も歩いてリフト駅手前、右手に小さな博物館があり黒岳
周辺で出会える小動物や高山植物の説明や、岩石の標本が見れる。
リフト前まで歩くと「あなたはヒグマの生息地に足を踏み入れました」という大きな
注意書きの看板が。ここから7合目まではペアリフトが運行されており、14分400円(片
道)でさらに200m稼ぐ。斜度15度ほどの緩やかな斜面をすすむリフトからコマクサが見
れる。が、そのすぐ横はエゾマツ、トドマツそして笹に覆われた原始林が広がってい
る。ちなみに、ロープエェイ、リフト共に割引のきく「往復券」は復路は当日限りとの
ことなのでご注意を。また、最終水場はロープウェイ乗り場となります。以降、石室ま
で水場がないのでご注意を。
7合目には常駐の営林署職員が登山受付を行っているので、ここで改めて予定コース
などを記入する。ここからカウベルを装着し、いざ山行開始。

黒岳山頂まで、それでも標高差はほぼ500m。この間はひたすらダケカンバの中の急登
が続くが、高度を稼ぐに従いハイマツ帯へと変化し視界が開けてくる。キンポウゲみた
いな花が斜面を覆い、ところどころにトリカブトの花も色を添えている。その彼方にニ
セイカウシュッペ山の南斜面が口を広げているところが望める。5日分の食糧とテントが
重く肩にのしかかり、地図で1時間のところを1時間半かけて山頂(1,984m)へ。左側に
「まねき岩」と呼ばれる尖岩が見えれば山頂直下です。
山頂はさすがに人で溢れ、シマリスも私たちを歓迎してくれております。南側にはお
鉢平周辺の峰々や愛山渓からの鋭い尾根が一望できます。

ここから黒岳石室までは、大雪の峰々や花を見ながらのなだらかな丘陵を進むことに
なり、優雅なひとときを過ごせます。両側に雪渓の広がるところを過ぎれば(西側の雪
渓は小屋の水源であるので立入禁止)石室もすぐです。
石室は石を組んだ小屋で、中は畳敷の2段になっており、収容人員は20人ほど。宿泊代
は1,300円で寝袋の貸出し(毛布付)もありますが(1,000円)、数に限りがあるので持
参が好ましいです。食糧は自分で上げるしかありません。雪渓の雪で冷やしたビール
(700円)、ジュース(500円)はありました。
テン場は無料で20張くらいできますが、常駐の営林署職員に登録することと、キャン
プの注意を受ける必要があります。キツネがテントを裂いてしまうことが頻繁に起こる
ので、食糧はザックの中に入れて欲しいとのこと。
ここの水はポンプで吸い上げたものをタンクに溜めたもので無料ですが、エキノコッ
クス君がいるので煮沸しないといけません。
早速テントを張り、桂月岳(1,938m)へピストン。ヒグマちゃんの喜びそうな大雪北部
の深い峰々が一望できます。

この日は満点の星空の下、深い眠りに落ちていきました・・・ (続く)