北八ヶ岳縦走(長野県)
(単独行−仲間合流)
期日:1999年7月17日〜19日
コース:
1日目 蓼科山−大河原峠−双子山−双子池テン場
2日目 双子池−大岳−北横岳−三ツ岳−雨池山−縞枯山−茶臼山−麦草峠
3日目 麦草峠−丸山−高見石−中山−ニュウ−白駒池−麦草峠
−17日(土)−
蓼科牧場から蓼科山(2,530m)目指して登山開始。蓼科山は八ヶ岳連峰の北
端に位置し、円錐形の秀麗な山容の山で、東信地区で八ヶ岳方面に目をむける
と目に入るのがこの蓼科山です。
連日の週間天気予報では22日頃まで雨が降りつづけると聞いておりました
が、この日は青空も垣間見れ、快適な登山でした。「馬返し」から登りは急に
なり、谷状のガレ場の登りが蓼科山荘まで続きます。そこから山頂までは大き
な岩を積み重ねたような道。
広大な蓼科山頂は人もまばら。辺りを見回すと一面の大雲海。広大な海原に
浮かぶ孤島さながらの雰囲気でした。
下りで高校生一団200名ほど(!)の通過待ち。なんだかんだ文句を言いながら
も結構楽しそうに登っている生徒達を眺めておりました。
それから大河原峠へ。ここの駐車スペースは30台ほど。蓼科山、双子池方面
へのアプローチに有効です。自動販売機有(200円)。
そこから小高い丘状の双子山(2,223m)を経てカラマツ林を下ったところに
ある双子池のテン場へ。幕営費500円/人。小屋から5分ほどの雌池湖畔にあり
ますが、今年の長雨で湖岸が4〜5mのびキャンプ場の看板は池に浸かっており
ました。また、雄池も崖崩れがあってから水の汚れが目立ち、飲料水は下から
車であげている状態とのこと。2.7リットルで200円也。
テント設営が終わったころから曇一時雨。夜半からは本格的な雨となり、一
晩中フライシートを打ち鳴らしておりました。
−18日(日)−
朝になっても雨は止まず、ぐっしょりに濡れたテントを撤収して大岳方面に
登り始める。苔生す原生林のなかを登ると、テラス状のところに溶岩石が積み
重なる「天狗の露地」に出る。再び岩のごろつく樹林帯を上り詰めると大岳分
岐。そこから「大岳(2,382m)」へは往復20分程度。ガスの中で三途の川を想
わせる荒涼とした風景である。そこから幅広の稜線を伝い「北横岳(2,480m)」
へ。時折切れるガスの合間から凛々しい蓼科山が望める。
北横岳ヒュッテ(宿泊予約の入っていない場合は宿泊不可のことがある)を
通過し「三ツ岳」へ。岩石敷き詰められる稜線は、濃霧時は2つほど先のマー
キングまで見通して行動しないと迷いやすい。「雨池山(2,325m)」への鞍部
への下りは急。雨池山を越え縞枯山荘へ。雨で重くなった荷物と濡れた岩場に
拒まれここまで予定の1.3倍時間がかかる。これまでずっと雨であったが、こ
の辺りから雨があがる。ヒュッテでコーヒー(420円、美味)を頂く。水は1
リットル100円。コーヒーを頂いたからか自炊室を無料で(従来は200円)使わ
せていただく。
再び雨池峠まで引き返し「縞枯山(2,403m)」へ。真っ直ぐの道を登ると、ふ
と展望のない山頂にでる。三角点までは平坦な道が続き、そこからゆるやかに
下ると「茶臼山(2,384m)」へ。ここもまったく展望なし(樹林およびガスのた
め)。直線的に下っていくと「桂小場(2,232m)」という展望のよい小丘にで
る。ガスも切れて茶臼山が望めるが、縞枯れ現象は見られない、残念。
ここから麦草ヒュッテの赤い屋根が望め、15分ほどで国道299号、麦草峠に
出る。
4時過ぎに山仲間と合流。個室に場所を移し挨拶&山諸々の積もる話に花が
咲きます。6時から夕食、そのあと、な、なんと風呂に入ることができ、2日間
の汗を流す。伊那銘酒「信濃錦」、塩尻銘酒「五一ワイン」と「ドライ牛タ
ン」、「山崎12年シェリー樽」。お酒大好きの私としてこの二日間の充実感も
あいまって上機嫌。飲んで飲んで10時?飲み過ぎか、若干記憶が薄いです
^^;。
−19日(月)−
6時朝食、7時出発。展望のない「丸山(2,329m)」まではやはり苔生すカラマ
ツの原生林を登っていく。もののけ姫に出てくる風景のよう。純粋な心を持た
ない私にはコダマには出会えませんでした。
高見石までは緩やかな下り。ちょうどガスが切れ白駒池を望める。そこから
中山展望台までも直線的な登りが続く。展望台は野球ができそうなほどの広さ
で西側が180度開けている。一面霧のスクリーンにうちひしがれていたもの
の、突然霧のカーテンがす〜っと開き、雲海に浮かぶ槍ヶ岳〜穂高が望められ
る。大キレットのところが雲に遮られ、2隻の雄大なタンカーが雲の上を進ん
でいるよう。天狗の鼻もくっきりと望め、辺りはシャッターを切る音が響き渡
りました。が、このショーもほんの15分ほど。そこから「中山(2,496m)」を経
て「ニュウ(乳2,351m)」へ。ここでランチ。「ナスとオクラの中華風」、
「三河名物(?)サバウドン」の調理に入る。適度な運動による空腹感と天狗岳
方面の雄大な景色が、美味しい料理にさらに磨きをかけ、みな「うま〜い」の
大喝采。大満足の昼下がりです。
そこから白駒池までの下りは、ここのところの雨もあってぐっちゃぐちゃ状
態。「こんなに汚れたのは久しぶり〜」という皆さんの声も、ガスの流れ込む
湿原に咲き乱れる「ワタスゲ」を見てからは落ち着いたものです^^;。後は湖
岸を東にまき青苔荘を越え、一路麦草峠へ。到着と同時に小雨と濃霧に包まれ
る。
要所要所ではガスが切れ展望が望め、いかにみなさんの普段の行いがよいの
かが分かりました(^^;)。
ヒュッテでストーブに当たり次回オフ会の計画を立てながら、カキゴオリと
コーヒーを同時に注文する美女二人を横目に、男性陣はコケモモジュースに舌
鼓を打ちました。
北八ヶ岳は雨でも楽しめる山だなぁ、とつくづく思いました。
興味のある方は御一緒にいかがですか?